御嶽山
御嶽山
ライチョウの生息調査で、御嶽山に登りました。
知ってのとおり、御嶽山には現在登ることができません。御岳口からは結構上までのぼることができますが、今回私が行った王滝側は全く登ることができません。
特別に気象庁と王滝村の許可を得て、9合目まで登り、広くハイマツが分布している域をくまなく調査しました。結果は、噴火前と比べてほぼ遜色なく生息しており、また噴火の影響はかなり少ないことがわかりました。やっぱり自然はたくましいですね。詳しいことは今夜のニュースや朝の新聞をご覧ください。
さまざまな事情があり、ゲートから先の写真は公にできません。下から見る御嶽山は想像以上に木々も元気に育っており、正直ちょっと意外でした。風向きの影響で、王滝側はあまり降灰の影響は少なかったようです。しかし、噴火口は王滝側に近い所にあり、その猛々しい今も目にしてきました。この先、いつ解除になり登れる日が来るのかは予想できません。連日24時間体制で気象庁と王滝村は監視を続けています。そしていまだ見つかっていない方もいらっしゃいます。そんな中、今もライチョウが元気に生息しているのは希望の光といえましょう。ライチョウにとって必要なハイマツも大部分は生きている状態です。結局一番弱いのは人間であり、なんとも打たれ弱いなと思ってしまうのは、調査にかかわったスタッフ全員が思うところです。
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